経営者(45歳)

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クリスタルさんなくして、今の私の幸せはありません

最近の交際クラブ事情は分かりませんが、こちらで6年ほど前にご紹介いただいた女性と結婚いたしました。今回は、その時のエピソードを教えてほしいということで連絡があったので、その当時のことを思い出しながら振り返らせていただきます。

私自身は、2010年頃から会員だったかと思います。入会したキッカケは前の妻と離婚です。前妻は行きつけのラウンジで知り合った女性で、私が仕事の付き合いや仕事帰りに通っていたときに距離が近くなって交際に至りました。私が客として通っていたときに私の話をよく聞き、共感もしてくれることから気になりだし、3年ほどの交際期間を経て結婚に踏み切りました。しかし結婚後、もともと我が強かったのか、お淑やかさなどはほとんどなく、意見の衝突やケンカが年々増えていきました。

思い返せば、私が会社経営者だから私に興味を持ってくれたのだろうという節が多く、私自身よりも私のステータスに惹かれていたのだと感じこともしばしばありました。そんな元妻と今後も10年、20年と一緒にいて幸せになれるイメージが全く湧かず、最終的に私から別れ話を切り出したのです。水商売という職業柄、客とラウンジ嬢という関係で接する分には問題ありませんでしたが、今思えばそれが彼女の仕事だったからに他ならないと思います。いざ結婚すると、どうしてもそれまで以上にお互いの素の部分で関わることも多くなり、それゆえ不仲や軋轢も生じるようになります。そんな経緯で、私の結婚生活はわずか3年足らずで終了しました。

離婚が成立する前から、私の気持ちは既に新しい女性を探すことに向いていました。仕事の関係で女性と会う機会は多くありましたが、次に結婚する相手は水商売の女性ではなく、つまり私を客としてではなく一人の人として見てくれる女性がいいと思うようになりました。そうして行き着いたのが、銀座クリスタル交際倶楽部さんです。最初の印象としては、完全会員制クラブとのことで身元のしっかりとした女性が多く在籍しているのかなという感じです。

入会後、私はよくいる会員の一人として、1~2ヶ月に1回のペースでセッティングのお願いをしていました。いきなり結婚相手を探すのではなく、せっかく入会したのだからとりあえず会えるだけ会おうというのが当時のモチベーションとしてありました。独り身であるアドバンテージを活かして、とにかく色んな女性と会うのが楽しみ方という考えです。言い方は悪いかもしれませんが、数を当たればそれだけ良い女性に会える可能性が高くなります。

私はバツイチで杉並の一軒家に一人暮らしでしたので、良い人がいたらすぐにでも再婚してもいいなとは思っていましたが、実際に長くお付き合いが続くような出会いはありませんでした。会うペースがそこまで頻繁でないこともあって、結局5年ほどは色んな女性と出会ってはデートを重ねての繰り返しで、一人に絞ることなく付き合いを続けるような日々でした。

そんな中、今から6年ほど前に出会ったのが今の妻になる女性です。数多くいる会員女性の中でもひときわ目を引いたのが、プロフィール写真を和装で撮っていたという点。多くの女性が概ねカジュアルなスーツやドレスで着飾っているのに対して、今の妻は古風な和装でした。興味を持ってスタッフに尋ねると、彼女は都内にある割烹の仲居をしており、その前は長いこと旅館の仲居をしていたそうです。前の妻とは正反対ともいえる雰囲気から、私はいっそう惹かれました。そんな彼女に直ぐにデートを申し込み、2週間後に会っていただくことになりました。

初めてのデートの日、彼女はプロフィール写真とは異なるおとなしめのベージュのサイドプリーツワンピースを着ていましたが、普段の仕事柄か、亭主関白気味の私の後ろを半歩下がって歩くようなお淑やかな女性の雰囲気にあふれていました。最初の挨拶からレストランまでの道のり、そして食事中の所作に至るまでの全てが気品に満ち、どこに連れて歩いても恥ずかしくない、立ち居振る舞いやマナーがしっかりした女性でした。本当の才色兼備とは、まさにこういう女性を指すのだろうと心の底から感じました。

その後、デートや連絡を重ねる内に彼女に対する想いはますます強くなり、この人とずっと一緒にいたいと再婚を意識するようになったのです。私は会社経営者という仕事柄、従業員を何人も抱えているので二番目の妻にするにはそれなりの条件をクリアしていないといけません。一度、結婚前に今の妻を会社の忘年会に連れて行ったとき、そこでの立ち居振る舞いも言わずもがな麗らかで、初めて見た社員たちからも再婚を勧められるほどでした。

付き合いの中で、彼女自身にもいつか結婚はしたいという意志があると聞いたとき、もはや私にとっては何の迷いもなく、結婚に進むことができるようになりました。プロポーズはもちろん私からで、彼女は笑ってOKしてくれました。そんな彼女が婚約指輪はいらないと言ったのは、彼女らしさをいっそう表すエピソードかもしれません。

とはいえ私から贈り物をしたいという気持ちが強くあったので、結婚指輪と共に何かを贈りたいと伝えたところ、一緒に飼い始めたゴールデンレトリーバーの絵を描いてもらいたいというリクエストがありました。そこで、知人に紹介してもらった画家に描いてもらった絵をプレゼントしました。今は私と妻と愛犬の3人で幸せに過ごしています。

思い返せば、交際クラブに入会したのはほんの軽い気持ちだったと思います。前妻と別れて新しい女性を探すという目的がありましたが、どちらかといえば遊べる女性がほしいという考えが強かったかもしれません。しかしそれが、ふとしたキッカケで今の妻と出会い、本気の恋愛を経て結婚するに至りました。大きな目標を果たした私はその後クリスタルさんを退会し、今でも妻一筋でクリスタルさんのお世話にはなっていませんが、この出会いのきっかけになったクリスタルさんにはとても感謝しています。

これからクリスタルさんに入会する方や既に入会されている方々に、私と同じように運命の出会いが訪れることを切に願っております。

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